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要害山城の歴史【続日本100名城】武田信玄が生まれた積翠寺~便利なアクセス方法

要害山城

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要害山城の歴史

要害山城(ようがいさん-じょう)は山梨県甲府市上積翠寺町にある堅固な山城で標高770m、比高260mほど。
別名は甲斐・要害城、積翠山城、丸山の城、石水寺要害城、石水寺城と言い、国の史跡、続日本100名城にも選ばれている。
なお、日本全国各地にも要害城・要害山城があるが、ここでは甲斐・要害山城としてご紹介する。

要害山城

最初の築城は戦国時代武田信虎とされる。
1519年、武田信虎(26歳)は石和・川田館から躑躅ヶ崎館(武田氏館)に本拠を移した。

要害山城

そして防御性の高い詰め城として、1520年、駒井政武の領地であった積翠寺郷にある丸山に要害城を築いた。

要害山城

更に、武田信虎は大井信達の娘・大井の方を正室に迎えており、重臣など有力武将の城下集住策も進め家臣団組織を整備した。
1521年10月、今川勢で土方城(遠江・高天神城)の福島正成らの軍勢が甲斐に迫ったため、10月16日、武田信虎は飯田河原の戦いにて迎撃。

要害山城

更には11月23日、上条河原の戦いにて大将・福島某(名前不明)を打ち取り、今川勢は駿河へ撤退した。
その合戦の最中になる1521年11月3日、大井の方は要害山城(積翠寺)にて武田晴信(武田信玄)を出産した。

積翠寺

積翠寺(せきすいじ)は、境内の巨石から泉が湧き出てので石水寺と呼ばれていたが、のち積翠寺と改められた。

積翠寺

積翠寺の本堂左手から裏側に回ると、小型の庭園がある。

積翠寺の庭園

その庭園の右手側奥に進むと、武田信玄の産湯を汲んだと伝わる「信玄公産湯の井戸」や産湯天神があった。

信玄公産湯の井戸

今川勢は要害山城まで進軍はしていないため、大井の方は要害山城と言うよりは、いつでも要害山城に避難できるこの積翠寺にて武田晴信を産んだ可能性が高いだろう。

信玄公産湯の井戸

積翠寺がある場所の標高は約530m。
境内に駐車スペースあり。


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1523年には湯村山城、1524年には一条小山城(甲府城)にも砦を築き、周辺防御を更に高めた。

武田信玄・武田勝頼の時代には、要害山城の城番を駒井政直(駒井昌直)、武藤山城らが務めている。

要害山城

1575年、長篠の戦いで大敗した武田勝頼は、1576年から要害山城の改修を行っている。
1590年、豊臣秀吉小田原攻めのあと甲府は一時、豊臣秀勝に与えられ、その後、加藤光泰が甲府に入ると甲府城の築城を本格的に開始し、更には要害山城も改修され穴太積みの石垣などが増設されたようだ。


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しかし、関ヶ原の戦いの頃にはすでに要害山城の必要性は薄れ、廃城になったと考えられる。

交通アクセス

甲斐・要害山城への行き方ですが、バスの場合にはJR甲府駅の北口から、山梨交通バス「武田神社経由 積翠寺行き」に乗車して所要13分、終点積翠寺バス停下車して徒歩15分で登城口となる。
ただしバスは1日3本だけなので要注意。
タクシーだと5.3km約13分。

要害山城への行き方

甲府駅近くでレンタサイクル(貸自転車)だと登山口まで約30分~40分程度ですが、坂道を登って行くため、電動自転車がお勧め。
駐車場は、登城口付近の路肩に約10台ほど止められる。

トイレはないので事前に武田神社付近で済ませてから訪問できると良い。
見学所要時間は登山口から60分~90分程度。
なお、熊出没注意で、軽登山の装備もあると安心。
要害山城から水ノ手沢を挟んだ南東の尾根に熊城跡もあるが、迷いやすく荒れている模様。
ダニ(マダニ)を恐れて登城は自粛した。


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なおかつてあった温泉旅館「要害温泉」は現在福祉施設になっている。

要害山城の駐車場がある場所や、積翠寺境内の駐車場入口などは当方のオリジナル関東地図にてポイントしている。
スマホで表示して、目的地として選択し「ナビ開始」にすれば、カーナビ代わりにもなる。
自動車用、歩行用でも、ナビとしてお使い頂ける。

日本100名城スタンプ

要害山城の続日本100名城スタンプがある場所だが、甲府駅北口にある甲府市藤村記念館の館内に設置されている。
休館時はスタンプを押した紙が、正面玄関向かって右側にある黒色のポストの中に置かれているとの事。

以上、躑躅ヶ崎館(武田氏館)とセットで訪れたい。
このあとは、山本勘助屋敷跡に向かった。

要害山城

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城迷人たかだ

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(株)TOLEDO、高田哲哉と申します。
20年以上戦国武将などの歴史上の人物を調査している研究家です。
日本全国に出張して城郭も取材させて頂いております。
資格は国内旅行地理検定2級、小型船舶操縦士1級など。

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