手葉井山城(てばいやま-じょう)は、茨城県石岡市小幡にある平山城で、筑波山から延びた尾根(標高232m)の中腹に築かれています。
八郷から常陸・小田城に繋がる街道(山道)の抑えとする機能があったようで、別名は、長峰砦とも、膳棚城(ぜんだな-じょう)とも言います。
恐らくは、小田氏が手葉井山城を整備したものと推測されます。
予定外の訪問であったのと、熱中症警戒情報が出ていたため、登城までは致しませんでしたが、城址は、土橋や曲輪群など、遺構もよく残されている模様です。
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諸説ありますが、1569年に、手這坂の戦いの合戦がありました。
常陸・小田城の小田氏治と、真壁城主・真壁道夢、柿岡城の梶原政景ら佐竹勢との戦いです。
この手這坂合戦の場所は、推定地としてはわかっていますが、明確な場所は不明です。
立地からみて、手葉井山城じたいが、合戦の場所であった可能性もあるでしょう。
もし、登城されるのであれば、冬が良さそうです。
・手這坂の戦い (てばいざかのたたかい)の解説
・小田氏治 弱小?異色?負けても何度も復活した戦国大名
・柿岡城 なかなか有名な武将が歴任した裏筑波の城
・筑波・小田城と小田氏治の頑張り~8回も奪還を試みた小田城の防御は弱かった?
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