岐阜県

高原諏訪城 江馬輝盛の野望と江馬氏の詰め城

高原諏訪城




高原諏訪城(たかはらすわ-じょう)は岐阜県飛騨市神岡町殿にある連郭式山城で標高は622m、比高は170mほどです。
別名は、旭山城、旭日城、江馬城とも言い、江馬氏城館跡(下館跡、高原諏訪城跡、土城跡、寺林城跡、石神城跡、麻生野城跡、政元城跡)として国の史跡に指定されています。

神岡を治めていた江馬氏の本拠地となる江馬氏下館が麓にありますので、高原諏訪城は詰め城と言う事になります。
最初の築城は、戦国時代江馬時盛・江馬時経とされます。





1535年または1548年に生まれた、江馬氏の一族・江馬輝盛(えま-てるもり)が、高原諏訪城の切り盛りをしています。

1564年には、江馬氏の当主・江馬時盛と仲が悪かったようで、江馬輝盛は三木嗣頼・三木自綱と一緒に対抗しました。
そのため、江馬時盛は山県昌景・甘利昌忠の説得を受けて武田信玄に臣従したため、江馬輝盛は劣勢に立たされ、のち武田家に従うようになりました。
その後、武田による越中攻めにて戦功があり、越中・中地山城を江馬輝盛が任されています。

1573年4月、武田信玄が死去すると、その死を秘かに上杉謙信の家臣・河上富信に伝え、上杉家に接近しました。
しかし、完全に服属していた訳では無さそうで、1576年、上杉勢が侵攻した際に、三木氏と一緒に降伏しています。

そして、1578年、先代の江馬時盛を殺害したようで、江馬時盛は、武田家に人質に出していた江馬信盛を当主に据えようとしたようです。

1582年、織田信忠が甲斐を攻めた際には、織田家に臣従しました。
武田家も滅びましたが、今度は本能寺の変にて織田信長が横死します。

これにて飛騨のパワーバランスは崩れて、1582年10月、飛騨の関ヶ原の戦いとも言われる、三木自綱と八日町の戦いになり、高原諏訪城主・江馬輝盛は討死しました。
その翌日には三木勢で小島城主の小島時光に攻められ落城して江馬家は滅亡しています。

こうして、白川郷を支配する内ヶ島氏を除いて、飛騨は三木氏(姉小路氏)が平定しました。

その後、越前に逃れて金森長近を頼っていた一族の江馬時政が、金森勢として姉小路氏を滅ぼすのに貢献し、高原諏訪城主に復帰したようです。
しかし、神岡の領有を認めてもらえなかったようで、1585年、江馬時政は鍋山右近大夫、広瀬宗直らと新しい飛騨の領主・金森長近に反旗を翻して鎮圧されました。





江馬氏下館付近か、江馬氏の菩提寺・圓城寺の境内脇などから登山道があるようですが、駐車場はありませんので、道路の広いところに停めるしかなさそうです。
ただし、なぜか、パトカーが1台、道路にずっと停車していたので、登城は諦めました。
あとから分かったのですが、道路のだいぶ標高の高いところにも、クルマを止められそうだと言う事です。
もちろん、クマさんなどにご注意願います。

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(株)TOLEDO、高田哲哉と申します。
20年以上戦国武将などの歴史上の人物を調査している研究家です。
日本全国に出張して城郭も取材させて頂いております。
資格は国内旅行地理検定2級、小型船舶操縦士1級など。

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