秋田県

古堀田城 戸沢氏の重要な支城

古堀田城

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古堀田城とは

古堀田城(こぼた-じょう)は、秋田県仙北市西木町にある山城で、標高は169m、比高は70mになります。
別名は小保田城、横田城とも書きます。

西側に、戸沢氏がかつて本拠としていた、門屋城がありますので、その支城として築かれたと考えられますが、鉄滓、磨製石斧、石鏃、石棒も出土しており、最初の築城は蝦夷(先住民)が、砦(チャシ)を築いていた模様です。
初代の戸沢兼盛が隠居すると、この古堀田城に入ったともされますが、戸沢氏は横田城と呼ぶことが多く、戸沢三十五城のひとつに数えられます。
1361年頃には、小保田豊盛が城主になり「小保田城」と名付けられたようです。


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9代・戸沢行盛も出羽・横田城(古堀田城)で育ち、家督を継ぐと門屋城に入りました。
戸沢氏が出羽・角館城に移ると、主従18騎のひとりである小白川大六郎が古堀田城を任された模様です。

北郭と南郭から成る城跡で、北郭は公園整備されています。
深い堀切、2重の堀切、横堀だけでなく、畝状竪堀は20条を越えているなど、見所は多いようです。

古堀田城

1590年(天正18年)に豊臣秀吉の命によって廃城になりました。

今回、十和田湖から田沢湖を経由してここまできて、あと角館城が控えていたため、時間が無く登城は断念しました。
登城する場合には、北郭の北側の道路沿い(未舗装)に駐車スペースがあり、その付近から鉄塔を目指して登ると10分ほどで到達できるそうです。

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高田哲哉と申します。
20年以上戦国武将などの歴史上の人物を調査している研究家です。
日本全国に出張して城郭も取材させて頂いております。
資格は国内旅行地理検定2級、小型船舶操縦士1級など。

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