出羽・堀田城(ほった-じょう)は、秋田県大仙市高梨にある真山に築かれた丘城で、標高は65m、比高は40mになります。
堀田城の城主は本堂城主・本堂氏の重臣である堀田氏であり、戦国時代の後期は、角館城の戸沢氏に従っていました。
近くに古代のお城である払田柵跡がありますが、その城郭の一部であったともされ、山頂には高梨神社が鎮座しています。
そのため、払田柵の一部としてか公園整備されているほか、麓の館跡と考えらる場所は旧池田氏庭園(払田分家庭園)になっています。
山形県酒田市の本間家、宮城県石巻市の齋藤家と並び、東北三大地主のひとつに数えられる、池田家(大仙市高梨)の分家・払田池田氏庭園と言う事になります。
春はツツジが咲き誇り、秋は紅葉の名所として知られ、国の名勝にも指定されました。
大正11年に建築された洋館は、旧池田家住宅洋館の名称で国の重要文化財にもなっています。
ただし、中世城館である堀田城に関する案内板や標柱などはありませんので、ココがかつて戦国時代に機能していた城であったと思う方は少ないでしょう。
旧池田氏庭園(払田分家庭園)ですが、秋季特別公開期間の10月下旬~11月中旬には、様々なイベントが開催されるそうです。
入園料は1人300円(高校生以下無料)で、夜間にライトアップが行われる日程もあります。
紅葉の時期、朝晩は冷え込みますので、お体をご自愛賜りますと幸いです。
なお、冬期(12月~4月頃)の積雪期は閉園となります。
堀田城の案内板も撮影しておきました。
交通アクセスですが、JR大曲駅より車で約10分です。
バスは千屋線「金堀」バス停下車で、徒歩5分となります。
駐車場は当方のオリジナル地図でもわかるようにしてあります。
なお、堀田城に繋がる道路は、コンクリートの坂道になっており普通車であれば本丸脇まで入れます。
見学所要時間は20分といったところでしょうか?
横手城から六郷城などを周ってきましたが、堀田城をあとにするころ、ようやく雨が止みました。
この次は、わりと近い本堂城に寄りました。
・払田柵 雄勝城 古代城柵に魅せられる国史跡
・出羽・本堂城 本堂茂親 小勢力ながらも生き延びる
・日本全国のお城のある場所がわかるオリジナル地図
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