栃木県

下野・犬飼城 小山義政が築いた?

下野・犬飼城




下野・犬飼城(いぬかいじょう)は、栃木県宇都宮市上欠町にある平山城で、別名は下野・根古屋城と言います。
姿川と武子川に挟まれた標高116m(比高15m)の台地南端にあり、この付近に城を築くには最適な場所です。
最初の築城としては、南北朝時代の1379年に、下野守護・小山義政?が築いたとされます。
この小山義政(おやま-よしまさ)の居城である下野・小山城(下野・祇園城)から、犬飼城は約30kmも離れており、この地は宇都宮氏の支配下です。
そのため、敵の領内に城を築けたとは思えませんが、翌年1380年、小山義政は河内郡裳原(雀宮の裳原)に侵攻して、鎌倉公方・足利氏満から命を受けた宇都宮基綱と合戦となっています。(裳原の戦い・小山義政の乱)
小山義政は、上三川城の横田師綱・横田綱業を攻めた他、宇都宮城主・宇都宮基綱を討ち取りました。





可能性としては、犬飼城の城主は古くから犬飼氏で、一時、小山氏に降伏でもして、小山氏の命にて城を改修したので、小山氏が築いたような文献が残ったものと推測致します。

下野・犬飼城

戦国時代になり、犬飼12郷を領していた犬飼康吉(犬飼能登守康吉)は、1573年(元亀4年)に宇都宮広綱の攻撃を受けて討死し、犬飼氏は滅亡となり、城も使われなくなった模様です。
この頃、宇都宮広綱は、宇都宮城を皆川俊宗に奪われており、佐竹義重の支援を受けて反撃に出ているころですので、犬飼康吉は皆川城の皆川氏に従っていた可能性があるかと存じます。

下野・犬飼城には、驚くほどの遺構が残っているそうですが、梅雨の時期の訪問であったため、登城は断念しました。

下野・犬飼城

下野・犬飼城への交通アクセス・行き方ですが、JR宇都宮駅の西口より12番・楡木車庫または運転免許センター行きの路線バスに乗車して、上欠下バス停下車、徒歩20分で犬飼城登城口となります。
駐車場ですが、南側の細い道路沿いに、2台ほどの登城者用駐車場(空き地みたいな感じ)が設置されており、地元の皆様が城を整備し、守っておられるようです。
感謝しつつ訪れたいところですね。

このあと、下野・深津城へ向かいました。

下野・深津城 (下野・中城) 宇都宮城の防衛線
江曽島城 宇都宮郊外の城跡
宇都宮城の解説 宇都宮城釣天井事件
お城に行くのに便利なオリジナルGoogleマップ





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城迷人たかだ

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(株)TOLEDO、高田哲哉と申します。
20年以上戦国武将などの歴史上の人物を調査している研究家です。
日本全国に出張して城郭も取材させて頂いております。
資格は国内旅行地理検定2級、小型船舶操縦士1級など。

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