田ノ浦城(たのうら-じょう)は、高知県宿毛市小筑紫町小浦字城床にある標高54mの山城で、海に面しているため比高は54mとなります。
戦国時代の城主は増田丹後と伝わり、中村御所の土佐・一条氏に従っていたようです。
しかし、1574年、長宗我部元親が中村城を攻撃した際には、長宗我部氏に寝返ったようで。近くの伊与野城主・依岡左京進の指揮のもと、佐井津野城主・依岡源兵衛らと、田ノ浦城の増田丹後らは、宿毛城を包囲しました。
増田丹後の活動が記録として見られるのはこのくらいで、依岡左京進の家臣化になったものと推測致します。
このように、田ノ浦城に関しての記録はとても少なく、歴史などに関しては、あまりよくわかっていません。
海岸にあり、田ノ浦を防御するような立地でもあることから、漁業に従事するものを徴用して、水軍も擁していたことでしょう。
実際に、長宗我部氏は、土佐・池城主である池頼和ほ中心に長宗我部水軍も運用しています。
スポンサーリンク
田ノ浦城への交通アクセスですが、宿毛駅から歩くと約3.3km、徒歩50分ほどの距離になります。
駐車場はありませんが、港の辺りは止められるかも知れません。
このあとは宿毛城に向かいました。
この記事へのコメントはありません。