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天筒山城とは もうひとつの金ヶ崎の戦い

天筒山城

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天筒山城とは

天筒山城(てんづつやま-じょう)は、福井県敦賀市にある標高171mの山城で、別名は手筒城・天筒城・手筒山城とも言います。
超有名な、越前・金ヶ崎城とは尾根続きのようになっていて、ハイキングコースとしても人気です。
1336年、金ヶ崎城にて籠城した新田義貞と足利高経(斯波高経)に対抗した、足利勢が天筒山に陣所を置いて、初めて使用されたと推測できます。

戦国時代になり、1570年、織田信長が越前に侵攻した際には、朝倉勢が金ヶ崎城と天筒山城にて防衛ラインを築きました。
朝倉景恒が金ヶ崎城に籠り、隣接している天筒山城には寺田采女正が守備しています。


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織田信長は、粟屋勝久若狭・国吉城から敦賀に10万とも言われる大軍にて入りました。
金ヶ崎の戦いでは、森可成の嫡男・森可隆が19歳の若さで討ち死にするなど、織田勢も犠牲を出しましたが、総攻撃から翌日には朝倉勢は城から脱出しています。

天筒山城

織田勢は、疋田城も攻略しました。
ところが、その翌日、越前・金ヶ崎城にいた、織田信長のもとに、近江・小谷城浅井長政が裏切ったとの知らせが届きます。
「是非に及ばず」
金ヶ崎の退き口として、織田信長は朽木谷を抜けて、京へと辛くも逃げることができたのです。
若き日の豊臣秀吉(木下藤吉郎)が殿(しんがり)を務めて、武功を挙げたと言う事になっています。

天筒山城

天筒山城への登城ですが、金ヶ崎公園として整備されており、金ヶ崎城から登って行けますが、アップダウンの激しい尾根道を通ることになります。
ただし、遊歩道は整備されていますので、軽登山の装備までは不要です。
靴だけは最低限、滑りにくい靴など、お願いできますと幸いです。
所要時間は金ヶ崎城の駐車場からで、往復90分~120分といったところです。
城好きと言うよりは、ハイカーさんが多く歩いてますので「こんにちは」と挨拶を交わすことになります。
堀切、切岸、郭跡などが残る人気のハイキングコースです。

駐車場の場所などは、越前・金ヶ崎城のページにてご確認いただけますと幸いです。

越前・金ヶ崎城「金ヶ崎の戦い」織田信長最大のピンチ?
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織田信長の撤退戦である金ケ崎退き口・金ケ崎古戦場跡
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城迷人たかだ

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高田哲哉と申します。
20年以上戦国武将などの歴史上の人物を調査している研究家です。
日本全国に出張して城郭も取材させて頂いております。
資格は国内旅行地理検定2級、小型船舶操縦士1級など。

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