飛騨・八幡山城(はちまんやま-じょう)は、飛騨市神岡町朝浦にある標高451m、比高30mほどの丘城です。
神岡(かみおか)を流れる高原川の西側、神岡城から見て、川の向こう側の低いところ、川岸にあります。
八幡「山」城と言う名称になっていますが、そんなに山だと言う事ではなく、丘になります。
現在、朝浦八幡神社がある場所が本丸だったようです。
なお、背後にある猿田彦大神が二の丸とのことで、ツインの城跡であったと思われます。
スポンサーリンク
最初の築城としては、延徳年間(1489年~1491年)に河尻権守が築城したともあります。
この河尻権守は、江馬氏とも縁がある武将で、荒廃していた八幡宮を城内に取り込む感じで築城した模様です。
国指定史跡になっている「江馬氏城館跡」としては、江馬氏の下館・高原諏訪城・土城・寺林城・政元城・洞城・石神城が史跡となっています。
それに対して、この飛騨・八幡山城は、仲間に入っていませんので、早くから廃城になっていたものと推測致します。
しかし、戦国時代に、江馬氏は、この朝浦八幡神社を再建して奉納も行っています。
今回は、神岡城の天守より、撮影するに留めさせて頂きました。
・神岡城のみどころ 江馬時盛の苦悩
・江馬氏下館 室町時代の館と庭園も時間に注意
・高原諏訪城 江馬輝盛の野望と江馬氏の詰め城
・神岡城と江馬時盛・江馬輝盛【奥飛騨の国人】
・飛騨の城跡巡りにも便利なオリジナル地図
この記事へのコメントはありません。