松代城と言いますと、信濃の海津城だった松代城が有名ですが、越後・松代城は「まつだいじょう」と読みます。
標高385mの松代山に築かれている山城で、比高は180mとなります。
新潟県十日町市松代字城ノ腰にあります。
本丸は10m四方程度で、城の規模的にはそんなに大きくはないようです。
最初の築城年などは不明ですが、南北朝時代に直峰城にて活躍した風間信昭の一族と考えられる、風間定勝(風間九郎左衛門尉定勝)が越後・松代城だったと伝わります。
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戦国時代には、春日山城から直峰城、犬伏城、琵琶懸城を経由して三国峠に繋がる、三国街道(上杉軍道・松之山街道)の抑えとして直峰城・室野城・犬伏城と共に機能したようです。
御館の乱の際には、犬伏城と共に上杉景勝勢の城になっていた模様です。
下記のアメダスがある場所から右へと細い道を登っていくと、城址となりますが、道は対向車ぎ来たら困る細さです。
松代城址公園・キャンプ場があり、三の丸跡に、展望台を兼ねた模擬天守が建てられているそうです。
観光用の松代城展望台と言う趣よりも、時間貸しのレンタルルームと、宿泊施設と言う感じのようでして、4時間で700円~1000円が料金の模様です。
なんでも、内部は最上階の3階まで全て「金ぴか」と言う情報もあり、ヘンなところにお金を掛けてしまっていると言います。
宿泊利用は3500円とありますので、模擬とは言え、「お城」に宿泊したい場合には、予約すると良いかも知れません。
天守裏の小高い部分には狼煙台があったと言います。
山麓に数箇所ほど、無料駐車場がありますが、すごく細いながらも、模擬天守の前まで小型車であれば登っていけると言う情報を事前に入手していました。
しかし、下記のように駐車スペースがあるところからは、進入禁止となっていました。
ゲートは微妙に左側にずれていて、城攻め用の小型カーでしたら右側からは入れそうでした。
しかし、何か問題となるといけませんので、遠方からはるばるやってきたのにと言う気持ちをグッとこらえて、退散致しました。
その10台ほどの駐車スペースがある場所は、当方のオリジナル地図にてポイントしておきます。
歩けば模擬天守まで行けそうでしたが、今回は、熊谷でも日本最高41.1℃を記録した夏であり、炎天下の中、寝不足でもあり、熱中症を避けるため、徒歩での登城もあきらめました。
あとでわかったのですが、急斜面すぎて、クルマのタイヤもスリップしそうなほどらしいです。
途中のカーブも、切り返ししないと曲がれないらしいので、当方の地図に示したポイントにクルマを止めて徒歩で行くのが賢明な模様です。
しかし、そんなところによく、模擬天守を建てたものです。
しかし、この辺りに山道には、ところどころに下記のような「オブジェ」が設置されています。
ただ、何の目的で、色々なアートをこんな山の中に設置したのか?
まつだい駅近くの空き地に設置した方が、よっぽど効果があると思うのは私だけでしょうか?
松代城 オブジェと検索しても、出てくるのは、長野の「松代城」のほうばんりで、設置理由などの言及はあきらめました。
キャンプ場も夏だと言うのに人気(ひとけ)を感じられませんでした。
せっかく、模擬天守まで作った越後・松代城ですので、もっとたくさんできることがあるのに、もったいないです。
交通アクセスですが、北越急行ほくほく線「まつだい駅」から徒歩約30分となります。
下記は、まつだい駅の脇から撮影した越後・松代城です。
模擬天守も写っているのですが、分かりにくいですね。
なお、毎年3月には、のっとれ!松代城と言うイベントが開催される「越後まつだい冬の陣」が行われます。
全国より500名の戦士を募集し、いくつもの難所(障害物)を乗り越え、山頂の松代城へと突撃すると言う、雪上アスレスチック大会(雪中鉄人レース)のようなものです。
そのため、ココでは、越後まつだい冬の陣のほうが有名な模様です。
・春日山城 戦国の息吹を感じ妄想も広がる山城
・直峰城 上杉勢の関東遠征重要拠点で1日目に宿泊
・越後・上条城 上条上杉家や上条政繁の居城
・星峠の棚田【にほんの里100選】写真では伝わらない感動がある
・日本の城へのアクセス地図(オリジナル)
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