竹富島・小城盛
竹富島・小城盛は沖縄県八重山郡竹富町竹富にある遠見番所(とおみばんしょ)。
<注釈> 遠見の番人の詰め所。
地元では、クスクムイ火番盛と呼ばれている。
江戸時代入ると琉球は薩摩藩の統治下となり、首里王府から派遣された与人(副首長)と、目差(補佐)が常駐したと言う。
役割は、人頭税の徴収や、竹富島に発着する船舶管理だったとされる。
竹富島を含めた先島諸島火番盛の10箇所がセットで、国指定史跡に指定されている。
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同様の火番盛としては、黒島には「プズマリ」、波照間島には「コート盛」、与那国島には「ダティグチディ」がある。
竹富島の「クスクムイ」には和名として「小城盛」と名付けられているので珍しい。
火番盛(ひばんむい)は「火を焚く丘」という意味。
のろしを上げて、近隣の島に情報伝達したり、遠くを見張る台・いわゆる遠見台のことを言う。
本州で言えば「砦」や「のしろ台」と同じ機能と言えようが、平べったい島なのでサンゴ礁の石「琉球石灰石」を盛って人工的に高台としている。
薩摩藩からの要請があったのか?、江戸時代の1644年頃から、琉球諸島にて「のろし・遠見番所」が始まったとされている。
下記は竹富島ターミナル(竹富島港)付近に復元されている「フナヤー」
船待ちをするための小屋「フナヤー」を再現したもの。
すなわち、今でいう船の待合所と言えよう。
萱葺き屋根になっていて、寒い日には草を下ろし、暖をとっていいことになっていたそうだ。
入口は裏側になっている。
交通アクセス
石垣島の石垣港離島ターミナルから、安永観光または八重山観光フェリーの「高速船」に乗船して所要15分。
竹富港から小城盛までは徒歩で約15分。
レンタサイクル(貸自転車)が便利。
もしくは、石垣を出発する際の観光コース「観光バスプラン」にて参加し、観光バスの終点を下車して徒歩2分。
もし、貸自転車を借りる場合には、竹富港に到着したら、レンタサイクル店の送迎車・運転手に声を掛ければ、店舗まで無料送迎してくれる。(予約なしでOK)
沖縄や石垣の当方オリジナル地図では、観光地の駐車場などをポイントしている。
スマホで表示すればカーナビとして使用することも可能。(バス乗車・歩行者・自動車のナビ可能)
地図の検索窓から施設名を入れて選択を。
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