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武蔵・戸倉城の解説~小宮憲明の築城で大石定久の隠居城

武蔵・戸倉城

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武蔵・戸倉城とは

名称 : 戸倉城、小宮城、大石定久隠居城
場所 : 武蔵国
形態 : 連郭式山城
天守 : なし
築城年 : 戦国時代
築城者 : 小宮憲明
遺構 : 曲輪、土塁、横堀、空堀、井戸
駐車場 : なし


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武蔵・戸倉城 (とくら-じょう)は、東京都あきる野市戸倉にある山城で、標高434m、比高210mと堅固です。
戦国時代の初期、小宮憲明(小宮上野介憲明)が、武蔵・戸倉城を築城しました。

武蔵・戸倉城

現在でも、水が湧いている水の手(井戸)、曲輪や堀切などの遺構が残っているようです。

関東管領上杉憲政に、小田原城北条氏康が勝利し、1546年、北条氏照滝山城主になると、それまで城主だった大石定久は、武蔵・戸倉城に退いて隠居したと伝わります。
その後、大石定久は、1549年に、八王子の東にある野猿峠にて、自刃したともされています。
この武蔵・戸倉城から西へ遠くに入ると、平山氏の檜原城があり、甲斐・武田氏の侵攻に備えました。
山頂からは、関東平野方向の眺めも、素晴らしいようですので、できれば、冬に登りたいところです。


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駿河・戸倉城と混同しないよう注意。

交通アクセス

北麓にある西戸倉バス停から神明神社に入って、案内標識もしっかりあり、整備されている登山道(片道所要30分)にて、登城可能なようです。
居館があったと伝わる東麓の光厳寺ルート(岩場あり)や、西の十里木バス停からも登れるようですが、神明神社からが、一番緩やかなルートとのこと。

武蔵・戸倉城

1334年に足利尊氏が建立したとも言う光厳寺には、駐車場(10台)もあると言う事ですが、法要など檀家さん専用のようでして、クルマを止める場所に苦労する山城です。
ハイキング目的の方も多く訪れる場所でもあり、軽登山の装備がお勧めとなります。
今回は、駐車場問題と、今年最高気温のため、登城は断念致しました。
仮に、駐車場があったとしても、ハイカーのクルマで一杯になってしまうことでしょう。


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どうしても、駐車したい場合には、十里木ランド手前の「十里木駐車場」(無料・25台・24時間・トイレあり)に止めて、十里木(じゅうりぎ)ルートで登城(片道40分くらい)となりますが、夏場は秋川渓谷のキャンプ客で混雑しそうです。
クルマで5分ほどの場所には、温泉ソムリエの私も良いと感じる、人気の日帰り温泉「瀬音の湯」もあります。

このあとは、武蔵・伊奈城/上平井館に行きました。

大石定久の生涯とは 扇谷上杉家の宿老も北条家に屈する
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城迷人たかだ

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高田哲哉と申します。
20年以上戦国武将などの歴史上の人物を調査している研究家です。
日本全国に出張して城郭も取材させて頂いております。
資格は国内旅行地理検定2級、小型船舶操縦士1級など。

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