下総・飯野城 (いいの-じょう) は、印旛沼の東側、千葉県佐倉市飯野にある標高20mの平山城です。
城主や城に関しては一切史料が無いようですが、臼井城の支城として、印旛沼を介して、師戸城とも連携していたと考えられます。
飯野城と申しますと、九州の日向・飯野城が有名ですが、関東では上野・飯野城もありますので、注意が必要です。
野鳥の森と呼ばれる丘にあり、トップ写真は、対岸なある師戸城から撮影したもので、手前に印旛沼が写っています。
横に細長い丘陵に見えますが、奥行はそんなになく、独立性が高い丘のようです。
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下総・飯野城の入口付近には「大江千里の歌碑」があります。
この大江千里(おおえ-せんり)と言う人物は「ありがとう」などのヒット曲で知られる、シンガーソングライターの大江千里さんではなく、平安時代の貴族・歌人になります。
印旛沼に来たことは無いのですが、色々と話を聞いた内容から、京にて、印旛沼の歌を詠んだと言う事になります。
大江氏ですので、鎌倉幕府が成立した際に、源頼朝に仕えた大江広元も、同じ一族でして、優れた歌人や学者を多く輩出しました。
・臼井城の解説【臼井城の戦い】臼井景胤・白井胤治の奮闘
・師戸城の解説 師戸四郎の居城
・城めぐりにも便利なオリジナル関東地図
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