木出城(きで-じょう)は、千葉県四街道市にある標高は26m、比高8mほどの丘城で、別名は、下総・吉岡城、木出砦とも言います。
木出城の前にある低地(谷津)は、現在、田んぼになっており、昔は「沼」で囲まれていたものと推測できますが、このような地形は関東平野の館跡に多いです。
東京からだいぶ遠いところに来てしまったような、のどかな風景が広がります。
スポンサーリンク
木出城の城主など、詳しいことは不明ですが、福星寺城と同じく、臼井城の臼井氏一族・吉岡氏がいた屋敷と考えられます。
この吉岡氏の城・館は、福星寺館・中山城が近くにあります。
木出城跡には、虎口などの遺構が残っており、平坦地を囲む大規模な土塁や空堀も、ほぼ残されているようです。
現在8軒ほどの住宅があり、その集落入口に「吉岡軽戸の木出城跡」の案内版があります。
しかし、城址の入口へは、民家の私有地を、抜けていく必要があるとの事。
訪問時は、年末と言う事もあり、道路からの見学に留めさせて頂きました。
下記は、木出城近くにある朝日神社ですが、城郭の一部と言う事ではないようです。
木出城への交通アクセス・行き方ですが、千葉都市モノレール2号線の「千城台北駅」から徒歩30分くらいです。
千城台駅からバスで、福星寺バス停に行き、先に、福星寺や下総・中山城を訪問してから、帰りがてら、木出城が良いかも知れません。
クルマの場合ですが駐車場ありませんので、朝日神社の南側にある路肩スペースに、数分間だけ、止めさせて頂きました。
この木出城から、次に福星寺館を目指しましたが、道路は、これがまた、対向車が来たら厳しい、1.0~1.2車線と、細いこと・・。
大きな乗用車では、通行困難なところ(曲がれないところ)もありますので、ご注意を。
・福星寺城(福星寺館)の解説 高い土塁で囲まれた館跡
・臼井城の解説【臼井城の戦い】臼井景胤・白井胤治の奮闘
・城めぐりにも便利なオリジナル関東地図
この記事へのコメントはありません。