和歌山県

紀伊・狼煙山城の解説~南紀・勝浦にあるホテル浦島の敷地の見張り台

紀伊・狼煙山城

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紀伊・狼煙山城

紀伊・狼煙山城(のしろやま-じょう)は、和歌山県東牟婁郡那智勝浦町勝浦にある海に囲まれた急峻な半島にあります。
南紀の那智勝浦の港は、その半島にて遮られた入江になっていますが、この半島の名前は狼煙半島(のろしはんとう)と言います。
その狼煙半島に築かれているのが、紀伊・狼煙山城と言う事になります。

紀伊・狼煙山城

天然の良港でもある勝浦を見下ろすだけでなく、太平洋側の展望も良い場所ですので、船舶の往来を監視するのには、もってこいのところです。

紀伊・狼煙山城

その狼煙半島には、巨大な温泉旅館「ホテル浦島」があり、半島の地下では洞窟温泉も湧出しています。
しかし、狼煙半島は、なかなか急峻な半島と言う事もあり、通じている道路はありません。
ホテル浦島へ行く宿泊客は、那智勝浦港から、専用の「船」で往復することになり、ホテルの従業員も、その船で通勤します。
このように、陸の孤島にあるのが、紀伊・狼煙山城です。

紀伊・狼煙山城

その城跡(砦跡)と思われる高台は、ホテル浦島の私有地になっています。
スペースウォーカーと呼ばれる154mのエスカレーターで、高さ36階と言う標高約80mまで登って行けるようになっています。
散策ができるようになっている「狼煙山遊園」です。
露天風呂には「狼煙の湯」なんていう浴槽もあります。


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しかし、紀伊・狼煙山城の実態はまったくをもって不明です。
築城者も最初の築城年も、まったくわかりません。
狼煙と言う言葉が付いている訳ですので、恐らくは戦国時代に使われていたと推測できますが、これも推測に過ぎません。
恐らくは紀伊の勝浦を領有していた紀伊・勝山城の支城として、監視台だったので狼煙山と呼ばれたのでしょう。

紀伊・狼煙山城

今回、耐震工事の影響などもあって1人での宿泊予約が取れなかったホテル浦島さんには、日帰り入浴で訪問致しました。
しかし、とにかく施設が広いので、その入浴だけでも2時間要しまして、その結果、日も落ちまして、狼煙山城に行く気力がなくなったと言う事でご勘弁願います。

※その後、宿泊として再訪する機会に恵まれまして、紀伊・狼煙山城の見晴らし台も訪問させて頂きました。

日帰り入浴での駐車場は、港にあるバスターミナル(観光協会)の有料駐車場を利用させて頂いております。

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城迷人たかだ

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高田哲哉と申します。
20年以上戦国武将などの歴史上の人物を調査している研究家です。
日本全国に出張して城郭も取材させて頂いております。
資格は国内旅行地理検定2級、小型船舶操縦士1級など。

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