出羽・浜館(はま-やかた)は、秋田県由利本荘市西目町にある山城です。
最初の築城は、鎌倉時代の1288年~1298年頃とされ、由利政春(由利仲八郎政春)が西目に浜館を築いたとされます。
浜館のすぐしたの道路は抜けられるようになっていますが、もしかしたら、昔はこの街道を通らなくては南北の行き来ができなかったのかも知れません。
この由利政春は浜館にて由利全郡の旗頭であると宣言した模様です。
しかし、仁賀保栗山館の鳥海氏と対立し、1311年、家臣同士の争いが生じた隙を鳥海弥三郎に急襲され、浜館は落城しました。
そのため、由利政春は出羽・鳴沢館を新たに築くと本拠としたようですが、1324年に再度、鳥海勢に攻められました。
病いにかかっていた由利政春は、2人の子に守り刀を預け、重臣と落ち延びさせたあと、自身は自刃したとされます。
その後、由利氏の流れは滝沢氏に継がれていき、由利十二頭が戦国時代まで続くことになります。
出羽・浜館跡には展望台、観音像、あずまやなどがある公園になっており、広い駐車場もありました。
脇本城も日本海の展望が良かったですが、ココもすばらしかったです。
ただし、例によって、駐車場は、休憩中のダンプカーなどが止まっている状態でしたが、まぁ、普通の公園でもありますので、利用方法に文句は言えませんね。
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約1000本の桜(ソメイヨシノ)がある浜館公園として整備されており、風光明媚な日本海や鳥海山の展望も楽しめます。
JR西目駅から車で7分の距離となります。
バスなどはありません。
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