近江・打下城(うちおろし-じょう)は、滋賀県高島市勝野にある山城で、標高は374m、比高は280mと、琵琶湖を見下ろす、大変堅固な城跡です。
麓にあとからできた大溝城があることから、別名は、大溝古城、城山とも言います。
最初の築城は不明ですが、戦国時代の1560年頃に、林員清(林与次左衛門尉)が築城したと伝わります。
ただし、高島玄蕃允、海津政義が城主ともあるため、その場合、最初の築城は1505年頃と考えられます。
林員清(はやし-かずきよ)は、高島郡打下の土豪で、竪田衆と同じように、琵琶湖水軍を支配していたようです。
高島郡は、浅井氏と朝倉氏が度々侵攻して不安定でしたが、織田信長が上洛すると、林氏も織田家に従ったものと推測されます。
そして、織田信長が、陣所にしたこともあると伝わります。
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1575年9月2日、林員清は、謀反が発覚して殺害されたとあります。
一向一揆との戦いで、出陣していた越前・北之庄にて、命を受けて切腹しました。
近江では同様に、堀秀村、樋口直房、磯野員昌が粛清されています。
その後、高島郡は織田信長の甥・津田信澄に与えられて、1578年には大溝城を居城としています。
打下城への登城口は、東側の麓にある日吉神社となります。
交通アクセスとしては、JR湖西線の近江高島駅から徒歩約10分で日吉神社となります。
神社の前に駐車スペースがありますので、車でも訪れることが可能です。
登城路には、案内板がありますので、迷う事はないようですが、藪(ヤブ)・倒木など多少荒れている模様です。
ただし、土塁や横堀、畝状竪堀郡、石垣を用いた虎口などがあると言いますので、お勧めです。
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見学所要時間は、日吉神社からで往復2時間は見たほうが良いみたいです。
軽登山の装備がお勧めです。
今回は熱中症警戒で登城は控えました。
もちろん、大溝城とセットで
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