能登・越坂砦(おっさかとりで)は、石川県鳳珠郡能登町越坂にある丘城になります。
標高は18mほどになりますが、九十九湾を西にして、海に突き出た半島の先端部分にあります。
能登半島の九十九湾(つくもわん)は、大小の入り江からなるリアス式海岸で、日本百景のひとつになっています。
九十九湾海中公園観光遊覧船と言う観光船もあるくらい人気の観光スポットで、湾内はとても静かです。
その小木町を守るための城とも言えるのが、越坂砦でして、戦国時代には能登水軍の基地にもなっていたものと推測致します。
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ただ、詳しいことは不明でして、最初の築城も廃城もわかりません。
太田某と言う武将の居城であったともされます。
この「某」と言うのは、文献に、そのように記載されているからでして、すなわち、太田と言う武将ですが、下の名前は不明と言うことになります。
恐らくは、能登・畠山氏に仕えていた武将だとは思いますが、この太田氏に関してはまったく不明です。
現在は、城ヶ端と呼ばれている半島になっており、九十九湾野営場と言うキャンプ地として整備されています。
のと海洋ふれあいセンターと言う施設もあるようです。
そのため、城跡も改変されてしまっており、遺構は余り残っていない模様です。
ともあれ、せっかくここまで来ましたので、予定外でしたが、そのキャンプ場の写真だけでも撮影して参りました。
能登・越坂砦への交通アクセスや能登の観光には、当方のオリジナル地図も、カーナビ代わりにご活用賜りますと幸いです。
そうそう、能登の家屋には一定の特徴があります。
まず、屋根の瓦が黒っぽいです。
真っ黒ではありませんが、光沢がある黒と申しましょうか?
あと、外壁が「板張り」になっている住宅が目立ちました。
もちろん、新しい新築の家は、いまどきの外壁なのですが、昔からありそうな家は板張りになっているのが多く見受けられました。
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