京都府

丹後・久美浜城(松倉城) 丹波水軍を率いて活躍

丹後・久美浜城




丹後・久美浜城(くみはま-じょう)は、京都府京丹後市久美浜町にある標高57mの山城で、海が近いことから比高は55mとなります。
別名は松倉城です。
最初の築城などは不明ですが、一説になると、建部山城の一色氏の時代に築かれたともされます。
戦国時代には、一色満信の家臣・松倉周防守が久美浜城主で、1582年、山崎の戦いのあと、羽柴秀吉の命にて丹後に侵攻した細川藤孝の重臣・松井康之との戦いにて討死しました。





しかし、田辺城の細川藤孝が支配すると、松井康之に久美浜城が与えられました。

宮津城主・細川忠興豊臣秀吉に従うと、鳥取城を攻めた際には、松井康之が丹後水軍を率いて駆けつけ毛利水軍を撃破した功績もあったことから、20000石に加増されています。
松井康之は「うなぎの寝床」と呼ばれる町家や道路、河川も整理して城下町を整えました。

1600年、関ヶ原の戦いで、細川忠興は徳川家康に属した為に、田辺城は西軍から攻撃を受けました。
このとく、久美浜城も西軍によって焼き払われたと言います。

戦後、細川忠興は20万石となって豊前・小倉城に移封となったため、松井康之も豊後・杵築城に26000石で移動したため、久美浜城が修復されることは無かったようです。

丹後・久美浜城

江戸時代の中頃となる1735年には、天領となったようで、久美浜代官所が現在の久美浜小学校の地に置かれました。

現在の久美浜城跡は、城山公園として整備されているそうで、登城口は久美浜小学校の北側の府道11号線沿いの城山稲荷神社への参道の先になります。
他には、小学校のグランド西端にも登城口があります。
ただし、普段は荒れているようで、スゴイ藪とマムシなど、色々と障害があるとの事で、登城は断念しました。





交通アクセスですが、京都丹後鉄道の宮豊線「久美浜駅」から徒歩11分となります。
駐車場はありません。

なお、久美浜では、稲葉一族の末裔が、糀製造で得た富を背景にて廻船業を営み、日本海の沿岸交易によって巨富を得ました。
その豪商「稲葉本家」が一般公開されています。

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(株)TOLEDO、高田哲哉と申します。
20年以上戦国武将などの歴史上の人物を調査している研究家です。
日本全国に出張して城郭も取材させて頂いております。
資格は国内旅行地理検定2級、小型船舶操縦士1級など。

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