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八戸城~南部利直が築いた城で江戸時代に八戸藩として立藩

八戸城




八戸城(はちのへじょう)は青森県八戸市にある平城です。
八戸に入った南部師行が、最初、八戸・根城を築城したとされていますが、その根城南部氏の2代・南部政長の3男である南部信助が、根城の支城として、この八戸城を築いたのが始まりと考えられています。
八戸城は、馬渕川(まべち)、新井田川(にいだ)が形成した沖積平野に、突き出た形の洪積台地の先端部の標高20m地点に築かれた平城(丘城)です。





ただ、築城した時期は、根城ができてから数年後と推定されますが、正確な年や、館の規模、位置などは不明です。

その後、この八戸城の南部一族は、中館氏(なかだて)と称したので、八戸城とは呼ばれておらず、当初は中館と言う名称だったのが正解でしょう。
他には、柏崎館・三八城とも呼ばれます。

八戸城

なお、再び、江戸時代に入って八戸城が整備されるまでの間、八戸氏は根城が本拠地であったため、八戸城の中館氏に関してはよくわかっていません。
中舘氏の宗家となる八戸氏も、その宗家は三戸城の南部氏ですので、三戸南部氏と共に行動をしていました。

八戸城

と言う事で、1627年に根城南部氏(八戸南部氏)の八戸直義が、遠野・鍋倉城主として125000石にて移封となると、八戸城の中館氏もこれに従い移りました。
そのため、八戸は盛岡藩の直轄地となりました。

八戸城

この時、盛岡藩の初代藩主・南部利直が、自ら三八城山の縄張り(設計)をして、八戸城の改修と八戸城下町の整備を行ったとされます。
そのため、八戸城の築城者は、この南部利直ともされます。
しかし、盛岡藩2代藩主・南部重直の死にともない、1664年、盛岡藩から八戸藩が2万石で分立し、中里数馬(南部直房)が2万石となりました。
八戸城に藩庁が置かれ、1665年には二の丸に馬屋が設けられたと言います。

八戸城

幕末の1827年には、8代藩主・南部信真が新御殿の普請を行っています。

また、1838年には、蝦夷地などの沿岸警備の功績により、江戸幕府は藩主を城主格としたため、正式に「八戸城」となった訳です。

八戸城

現在は八戸城跡は、三八城神社があり、全体は三八城公園(みやぎこうえん)として整備されています。
北側は展望もなかなか良いところです。

八戸城からの展望

遺構としては、八戸城角御殿表門(すみごでんおもてもん)、土塁、本丸跡などが残ります。
あと、本丸部に八戸藩の初代藩主・南部直房の銅像もありました。

南部直房の銅像

八戸城の角御殿表門(古桜門)は、1797年に御者頭・煙山治部右衛門が建てたもので、角御殿の跡地とにる南部会館の西側にあります。

八戸城の角御殿表門(古桜門)

門がここに移築されたわけでは無く、もともとここに門があったと言う事で、現存ではないですが、復元された門となります。
八戸城内には三八城神社が鎮座していますが、武蔵坊弁慶が力自慢をした際、大石を蹴り上げた時に出来た言う「弁慶石」があり、大きな歪な足型と指の跡と思われる3つの穴が岩に開いています。

弁慶石

また、根城には、八戸城東門が移築されています。(下記写真)

八戸城東門

ただし、この東門は、そもそも根城にあったもので、根城が廃城となった際に、八戸城に移築されたものであったと伝わります。
そのため、もともとあった根城を史跡公園化した際に、再度移築したと言う事になります。

あとは、八戸市博物館に復元模型が展示されているそうです。

八戸城

八戸城へのアクセス・行き方ですが、JR東北新幹線の八戸駅から、JR八戸線に乗り換えて、本八戸駅下車の徒歩5分と、駅からは近いです。
駐車場は駅前ですので、コインパーキング利用となりますが、最初、予定していたところが変わってしまっていまして、止めるのに苦労しました。
今回、利用した100円パーキングは下記の場所です。

観光所要時間は30分くらいあればOKです。
クルマで約10分の根城とセットでどうぞ。

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(株)TOLEDO、高田哲哉と申します。
20年以上戦国武将などの歴史上の人物を調査している研究家です。
日本全国に出張して城郭も取材させて頂いております。
資格は国内旅行地理検定2級、小型船舶操縦士1級など。

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