石見・温泉城 (ゆの-じょう) は、島根県大田市温泉津町湯里ある標高100m、比高80mの山城です。
温泉城と言う名称の城も、各地にありますので、混同しないよう、注意が必要です。
石見・温泉城は、温泉氏(ゆのし)の居城と考えられますが、詳細は、全く不明です。
土塁、郭、堀跡などの遺構が残されているようで、本丸からは、石見銀山の抑えのひとつである、矢滝城も展望できるようです。
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戦国時代になると、石見銀山から産出された「銀」を、海運で運ぶため、温泉氏は、日本海に面した温泉津の島「櫛島城」を築いて、水軍も有していた模様です。
1561年、毛利氏から離反した福屋隆兼は、石見・福光城を攻めるも敗走して没落し、温泉城(ゆのじょう、島根県大田市)を本拠としていた温泉氏も敗走します。
これにより、温泉氏の支配下だった温泉津(ゆのつ)の櫛島城も、毛利元就が掌握したようで、その後、毛利勢は、1562年に、石見・山吹城の本城常光を降伏させ、石見銀山を手に入れました。
温泉津は、吉川経安(吉川経家の父)に与えられたようで、物不言城を築いています。
戦国時代後期と思われますが、温泉隆長(温泉信濃守隆長)と言う武将が見受けられますが、温泉津からすでに離れていたと推測されます。
石見・温泉城に登城する場合、いくつか道はあるようですが、申し訳ありません。未確認です。
見学は可能なようですが、私有地と推測され、時節柄(新型コロナ)自粛させて頂き、道路からの見学に留めさせて頂きました次第です。
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石見・温泉城への交通アクセス・行き方ですが、JR山陰本線の石見・温里駅から徒歩5分くらいで、麓に到着と近いでする
・鵜丸城 温泉氏(ゆのし)と毛利水軍の石見拠点
・石見・山吹城 本城常光が毛利勢から石見銀山を守る
・石見・福光城 (物不言城) 吉川経安の本拠地
・温泉津温泉「元湯」泉薬湯
・山陰地方の史跡・城跡へのカーナビにも便利な地図
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