武蔵・愛宕山城(愛宕山砦)
武蔵・愛宕山城(愛宕山砦)は、東京都練馬区上石神井にある平城で、石神井城からほど近いところにあります。
城の北側は石神井川が流れており、天然の堀と川運を担っていたようです。
1477年、江古田ヶ原沼袋の戦いで勝利した太田道灌は、石神井城へ逃れた豊島泰経を追って、練馬の愛宕山に陣城を構えます。
このように愛宕山城(愛宕山砦)は、名将・太田道灌が石神井城を攻めた際に、本陣として使用したようです。
石神井城からは500mほど南になります。
石神井川の南面にあり、標高50m、比高8mのちょっと高台になっていますので、この付近では陣を置くのには向いていると思います。
発掘調査したところ、掘跡が確認され、太田道灌が一時的な陣としても、防御を施した砦を築いた事が伺えます。
トップ写真は石神井川からその高台を撮影したものです。
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裏門ですが、写真を撮るならこちらの角度がまだ若干、往時を偲べそうな雰囲気ではないかと思います。
城址は早稲田大学高等学院になっており、遺構などはありません。
愛宕山城の場所は当方のオリジナル地図などでご確認頂けますと幸いです。
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