石見・石見城 (いわみ-じょう) は、島根県大田市仁摩町大国にある山城です。
竜嵓山/竜厳山(りゅうがんざん)と呼ばれる岩肌の山頂154mにあり、比高は130mほどになります。
石見・石見城は、石見銀山城館と呼ばれる4つの城館群である石見・山吹城、矢滝城、矢筈城(石見・高山城)のひとつで、国史跡(石見銀山遺跡)、世界遺産(石見銀山遺跡とその文化的景観)にも入っている山城です。
京都に山城・石見城もありますので、混同しないように注意が必要です。
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日本海の仁万港から石見銀山に入る街道沿いにあり、仁摩方面の街道を守り、銀山を防衛するひとつの拠点だったようです。
山頂付近に主郭や土塁などがあり、深さが5m以上の堀切もあるようです。
石見・石見城の船都には、戦国時代の1517年に、石見国の守護になった大内義興が建立した石見八幡宮があります。
そのため、大内氏が築城したとみてよいですが、誰が城主だったのかなどは、伝わっていませんが、櫛山城の温泉氏の可能性があるように感じます。
石見・石見城への登城口は、南側にあるようです。
なお、潮川を挟んだ反対側(南側)の山は、石見・大国城(下記)となりますが、史料は皆無で、詳細は全く不明です。
恐らくは、石見城と連携して、街道の抑えの役目を果たしていたのでしょう。
石見・石見城への交通アクセス・行き方ですが、JR仁万駅から歩くと、距離にして約2km、徒歩30分といったところです。
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