相模・下鶴間城(しもつるま-じょう)は、神奈川県大和市下鶴間にある平山城で、境川の西側の丘(台地の先端)にあります。
別名は、下鶴間城山、単に鶴間城とも言う場合があります。
標高は75m、比高は9mほどで、府中から町田を抜けて鎌倉へ通じる古道を見下ろすような地勢であり、相模・深見城の北の守りといった感じです。
最初の築城は不明ですが、戦国時代の天正年間(1573年~1592年)には小田原城の北条家の家臣になる山中貞信(山中修理助貞信)または、山中貞住の屋敷と伝わります。
ただし、山中貞信と山中貞住と言う武将に関して、詳細は不明です。
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八王子城主となる北条氏照の娘・貞心尼が嫁いだ武将に山中大炊助がいます。
山中貞信と山中貞住との縁者と推測できますが、関連性は不明です。
1996年に、付近で発掘調査が行われました。
その結果、複数の曲輪がある城館跡であり、土塁や空堀などの遺構のほか、陶磁器や銅銭も見つかっています。
現在は宅地化などにより城跡の遺構は見受けられません。
また、碑や説明板など、城跡を示すものもありません。
北大和小学校の東側付近が城山となります。
相模・下鶴間城(下鶴間城山)への交通アクセス・行き方ですが、東急田園都市線のつきみ野駅から徒歩10分ほどになります。
駐車場はありません。
・下溝城(下溝堀之内) 北条氏照の娘・貞心が暮らした相模の地
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