出羽山砦(でわやまとりで)は、東京都八王子市城山手にある平山城で、比高は10mほどの丘になります。
別名は出羽山城で、現在、出羽山公園として整備されています。
城跡と言うよりは、住宅街の憩いの場として公園化したと言う感じです。
ちょっとした丘になっており、その自然を生かした散策路を巡らしている公園になっております。
ただ、遺構は失われてしまったのか、城としての見どころはありません。
上記が唯一「虎口?」とも感じ取れる散策路ですが、確証はありません。
と言うのも、1590年に北国軍(前田利家・上杉景勝・真田昌幸)が八王子城を攻撃した際の備えとして、浄泉寺城主・近藤綱秀がここに砦を築いたとされているのです。
近藤綱秀は、近藤出羽守綱秀と言い、通称は近藤出羽守ですので、そのまま城名にもなったのでしょう。
そのため、充分な築城もできず、防御面は貧弱だったと思われ、実際の八王子城攻めでは、簡単に豊臣勢に奪われたか、又は放棄したかで、逆に豊臣勢の陣所として使われたのではないかと推測致します。
出羽山砦(出羽山城)への交通アクセスですが、地図と場所を下記につけておきます。
観光所要時間は10分~20分です。
コープの無料駐車場にジュースを買いがてら止めさせて頂きました。
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