陸奥・蒲田館(かまただて)は、岩手県盛岡市薮川にある山城です。
国道455号(小本街道)と平行して流れている末崎川に、向井沢川が合流する場所で、川が天然の堀の役目をはたしています。
その背後にある大きな山が城跡となります。
城域は140m×90m、比高は200mもある堅城です。
東西2つの郭や帯郭があり、東の郭は15m×13m、西の郭は32m×15mの広さとのことです。
また、両郭は二重の堀切で遮断されている模様です。
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最初の築城や、誰が館主であったかは不明です。
恐らくは、戦国時代に進出した南部氏が、小本街道の監視のため築城したと考えてよいでしょう。
ただ、ほんと、何も資料がなく、わからないことのほうが多い城跡です。
登城口もあるのでしょうが、情報も乏しく不明です。
交通アクセスですが、JR東日本東北本線・東北新幹線・秋田新幹線の「盛岡駅」から車で約1時間と、だいぶ遠いですが、龍泉洞にほど近いところです。
3月末に米内館から続けて訪問しましたが、前日夜に雪が降ったこともあり、道路は一部、積雪がある状態でした。
3月も含めて4月くらいまでは日陰は、道路に雪が残っており、スタッドレスタイヤでないと危険ですので、ご注意を。
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